专利摘要:
本発明は、シリコン内の単一ドーパントの電子又はホールスピンの制御及び読み出し用電子装置に関する。装置は、一つ以上の抵抗性接触領域を有するシリコン基板を有する。基板の上には、絶縁領域がある。電荷の小さな領域を分離するために離れて形成され、単一電子トランジスタ(SET)のアイランドを形成する第1及び第2のバリアゲートを有する。前記第1及び第2のバリアゲート上に重ねる形で、かつそれらとは絶縁された形で設けられた第3のゲートを有し、第3のゲートは、その下の基板内にゲートにより誘起されたチャージ層(GICL)を生成することができる。単一ドーパント原子に近接して設けられた第4のゲートを有し、ドーパント原子はGICLの領域の外の基板内にカプセル化されているが、主として第4のゲートのゲート電位の制御により、該ドーパント原子とSETアイランドの間でスピンに依存した電荷のトンネリングを許容する程度の距離に配置されている。使用時には、第3又は第4のゲートのどちらかが電子スピン共鳴(ESR)ラインとしての役割も果たし、前記ドーパント原子の単一電子又はホールのスピンを制御する。更に、該装置を用いた方法に関する。
公开号:JP2011512525A
申请号:JP2010545331
申请日:2009-02-11
公开日:2011-04-21
发明作者:バン;ベバレン;ローレンス;ヘンリー ウィリアムズ;クリストファー エスコット;ロバート;グラハム クラーク;デイビッド;ノーマン ジェミーソン;アンドリュー;スティーブン ズラック;ハンス−グレガー フェベル;ロイド;クリストファー;レオナルド ホーレンバーグ;アンドレア モレロ
申请人:クコー ピーティーワイ リミテッド;
IPC主号:G01N24-00
专利说明:

[0001] この発明は、シリコン内の単一ドーパントの電子又はホールスピンの制御及び読み出し用電子装置に関する。また、更には、その装置を使用する方法に関する。]
背景技術

[0002] スケーラブルなシリコンベースの量子コンピュータを構築する道程において、幾つかの重要なマイルストーンは既に達成された。最も重要なものは以下のようなものである:シリコンに個々のリン原子を正確に配置する、シングルイオン注入技術の開発[1]:量子リミットに近い電荷感度(a charge sensitivity)での、単一電子トランジスタ(rf-SETs)の製造及び評価に向けた先進的なナノ加工、マイクロウエーブ及び低温技術の適用[2]:単一イオンの注入及びSET技術を組み合わせることで得られた、個々のリンドナー間の単一電子の移動の制御及び検出[3]:ユニバーサルなフォールトトレラント(fault-tolerant)量子演算に関する量子装置構造のレイアウト及び誤り上限値の引き続く分析[4,5]。]
[0003] また、小さなMOSFETのチャンネル内で、強いマイクロ波の場を局所的に与え、駆動された電子スピン遷移を電気的検出磁気共鳴装置(EDMR)で検出する能力は最近明らかにされた[6]。]
[0004] 図1、2及び3を参照して、従来技術をより詳細に述べる。] 図1
[0005] MOSベースのシリコン量子ドット及びRF−SET
図1(a)及び(c)に示すように、MOSベースのシリコン量子ドット構造10は、殆ど真性の、高い抵抗率を持ったシリコン12を有している。装置の両側は、リンが拡散されたn+エリアの領域14,16であり、装置に抵抗性接点を提供している。5nmの厚さを有するSiO2の層18は、表面に熱成長させたものである。この絶縁酸化層18の上面には、バリアゲート20,22が電子ビームリソグラフィ(EBL)、熱蒸着及びリフトオフにより製造されている。各バリアゲート20,22は、〜30nmの幅で、それらの間の間隔は40nm以下である。バリアゲートは、酸素プラズマを用いて部分的に酸化され、それらの表面に数ナノメータの厚さの絶縁層24,26を形成している。] 図1
[0006] トップゲート28は、第2のEBLステージ、再度の蒸着とリフトオフにより、バリアゲート20,22と整列している。トップゲート28は、図1(a)にのみ示すが、二つの下のゲート20,22の上を横切る形の、狭いネック領域を有している。] 図1
[0007] トップゲート28は正にバイアスされており、SiO2の層18の下に、ゲートにより誘起されたチャージ層(GICL)29が生成される。n+のドープされた領域は蓄積層に対する電荷を供給する。更に、バリアゲートのポテンシャルを下げることで、ゲート間にGICLの小さな部分を分離して量子ドット30を得る。そのリードへの接続はバリアゲート20,22で簡単に変えることが出来る[7]。単一量子ドットのバイアス分光(bias spectroscopy)の例を図1(b)に示す。] 図1
[0008] こうしたドットは大きなチャージエネルギを持っているので、共振LCタンク回路に接続することで、rf−SETとして使用することが出来る。このモードでは、SETが十分に最適化されていなかったが、電荷感度(a charge sensitivity)は、10μe/(Hz)1/2のオーダを達成した[8]。これは、典型的なアルミニウムのSETsに匹敵するかそれ以上である[2]。この特別な電荷感度(charge sensitivity)は、10μsの測定時間で電子の1%に匹敵する電荷移動(a charge transfer)の計測を可能とする。]
[0009] 装置をタンク回路に挿入して、トップゲートの電位を変えた時、図1(e)に示すように、反射マイクロ波パワーのモジュレーションから、図1(d)に示すクーロン閉鎖のピークが得られる。クーロンピークの最も急な勾配上で装置をバイアスすることで得られる電荷感度(charge sensitivity)は、10μe/(Hz)1/2以上である[7,8]。] 図1
[0010] Si−SETは、より一般的なAl−SETsに比して幾つかの重要な利点がある。第1に、その製造が全くMOSと互換性があり、ダブルアングル蒸着(double-angle evaporation)を必要としない点である。第2に、薄くて(調整が出来ない)Al2O3トンネル接合が、ゲート電位で制御される調整可能なバリアに変わることであり、これはまた、制御不可能でランダムな静電気による電荷に起因する装置の脆弱性を減少させることが出来る。第3に、Si−SETは、Al−SETsが超伝導状態から通常状態への遷移を起こす、1Tの磁場における運転を支障なく行うことが出来る点である。第4に、Si−SETは、Al−SET装置が影響を受ける電荷オフセットノイズの影響を殆ど受けないという点である[9]。]
[0011] 単一ドーパントを介した共鳴トンネリングによるトランスポート
上記したMOSベースの構造で個々のドーパントを研究するために考案した最もシンプルな構造は、図2に示すように、バリアゲートの下に注入された単一ドーパント44を有する、GICL29を遮断する単一のトンネルバリア20,22である。この装置は、バリアゲートの下にドーパントを追加した形の、図1のSi量子ドットの“半分”と見なすことが出来る。] 図1 図2
[0012] 電荷のトンネリングバリアの高さを変えながら、図2(c)に示すように、バリアゲートはまた、リードのフェルミレベルEFでドーパントレベルを共鳴状態にする機能を持っている。磁界中では、ゼーマンスプリットドーパント状態(Zeeman-split dopant states)も解明することが出来る。小さなソースドレインバイアスを適用し、GICLのフェルミエネルギで共鳴のドーパントレベルを調整することで、最近のfinFET[10]やショットキー装置(Schottky
devices)[11]の同様な実験で示されたような、とても鋭い導電率のピークを観測することが可能である。このタイプの装置におけるこうした導電率のピークの最初の試料を図2(d)に示す。] 図2
[0013] 外部磁場で電子又はホールスピン状態(“スピンダウン”64、│↓>,“スピンアップ”66、│↑>)のゼーマンスプリット(Zeeman splitting)を示すことで、図2(c)に示すように、スピンドーパントのトンネリングを示すことが出来る。これは、スピンキュービット状態のシングルショット測定にとって必須の要素である。チャージ効果により、共鳴チャージトンネリングが連続して起きている、即ち、たった一度に1回のチャージでドーパントレベルを超えてバリアを突き破ることが出来るのである。従って、トンネルバリアの透過性が測定可能な電流を引き起こすに十分であることを、確認する必要がある。我々は、トンネリング時間〜100nsで、対応する電流〜1pAを目標としている。図2(c)では、ドーパント原子がドナーで、チャージキャリアが電子の場合を示している。エネルギ状態は、アクセプター原子とホールの場合は、反転した(be
mirrored)ものとなる。] 図2
[0014] ドーパント上の局所的電子スピン共鳴(ESR)のデモンストレーション
スピンキュービットの量子状態のコヒーレントな操作には、スピン状態のゼーマンスプリット(Zeeman splitting)にマッチした周波数のマイクロ波場の適用が必要である。少ない数のドーパントで局所的なESRを行う能力[6]は、最近示されたが、それは、図3(a)に示すように、トップゲート52が二つの機能を持ったMOS構造を製造することである。一つは、(i)MOSFETチャンネル内にGICLを引き起こすこと、二つ目は、(ii)マイクロ波場を供給することである。後者の目的のために、ゲート52は、同一平面上のトランスミッションラインとして形成され、終端はショートされている。マイクロ波コンデンサ(capacitor)は、GICLの引き起こしに必要なDCバイアスに加えて、ラインにマイクロ波励起(excitation)を生じさせることが出来る。この配置は、MOSFETのチャンネルの最大の磁場と、ゼロ(マイクロ波)電場をもたらす。検出領域でマイクロ波電場を無くすことは、検出装置の適切な運転を保証するためには必須のことである。共鳴構造がないので、このESRラインは極めて幅広い周波数レンジ(〜10MHzから〜50GHz)で使用可能である。] 図3
[0015] ESRラインの有効性を検証するために、EDMR実験を行った。ここでは、チャンネル内でPドナーによる導電電子の弱いが測定可能なスピン依存散乱[12]により、MOSFETのコンダクタンスを測定することで、電子スピンの極性化を継続的にモニタすることができる。我々は、図3(b)に示すように、PドナーのESRの全ての予想された特徴を観測することが出来た。また、(初めて)このタイプの研究を、ミリケルビン温度領域にまで拡張した[6]。電子スピンと31P原子核との間の相互作用による超微細スプリット共鳴(hyperfine-split
resonance)のピークを解析する能力に気づいた。これは、極めて高感度な設計を意味している。] 図3
[0016] 次の道程は、シリコン内の単一ドーパントの電子又はホールスピンのコヒーレントな制御及び読み出しである。GaAs量子ドットにおいて、二つの方法が成功している:電子スピン状態のシングルショット読み出し(single-shot readout)に関するスピン−チャージ変換(spin-to-charge conversion)[13]、及びスピン状態のコヒーレントな操作に関する局所的電子スピン共鳴(ESR)[14]である。シリコン装置においてこれらを証明することから離れて、いまだ決着がつかないほかの要素は、単一ドーパントから、及び、単一ドーパントへのスピンに依存するトンネリングについての最適なチャージリザーバー(an
optimal charge reservoir)についてである。この時まで、この要素の焦点は、プラチナケイ化物のナノメータサイズのショットキー接触に向けられていた。]
[0017] 発明の開示
シリコン内の単一ドーパントの電子又はホールスピンを制御し読み出す電子装置の発明であり、以下のように構成される。
一つ以上のオーム性の接点領域があるシリコン基板。
前記基板の上に設けられた絶縁領域。
小さな電荷領域を分離し、単一電子トランジスタ(SET)のアイランドを形成する形で、間隔を持って設けられた、第1及び第2のバリアゲート。
前記第1及び第2のバリアゲート上に重なる形で、しかしそれらから絶縁される形で配置された第3のゲートであり、該第3のゲートは、該ゲートの下の基板内に、ゲートによって引き起こされる電荷の層(GICL)を生成することが出来る。
単一ドーパント原子に近接して設けられた第4のゲートであり、前記ドーパント原子は、前記第4のゲートの電位の制御の下で、前記ドーパント原子と前記SETの間でスピンに依存した電荷のトンネリングが生じる程度の距離に配置され、かつ前記GICLの領域の外側の基板内でカプセル化されている。
なお、第3又は第4のゲートは、どちらかのゲートが電子スピン共鳴(ESR)ラインの役割も果たし、前記ドーパントの前記単一電子又はホールのスピンを制御する。]
[0018] そのコンパクト性と精密さに加えて、提案された構成はSETアイランドを使用して、スピン検出用の電荷リザーバを供給するアイデアにおいて、真に革新的である。]
[0019] センシティブ領域内で電場が、SETの運転を乱さない程度に小さなバルクESRキャビティ(bulk ESR cavity)を設計することは実に挑戦的なことであったが、本装置の局所的ESRラインはこうした困難を乗り越えるべく設計された。]
[0020] 装置は、シリコン及びアルミニウム(及びその酸化物)を含んだ重要な材料を用いる産業的なMOS技術と互換性がある利点がある。また、装置は単一のイオンの注入に関する我々の方法とも互換性があり、プロトタイプ装置用の電子スピンキュービットのホストとして使用することが出来る。]
[0021] また、局所的なESR手段によりキュービット(電子又はホール)を制御する能力で、大きなマイクロ波領域でどのドーパントが共鳴しているかを選択するために、各ドーパントをシュタルクシフト測定する必要が無くなる。従って、前の提案した装置において必要だった“A−ゲート”は、不要となるかもしれない。]
[0022] 一つの実施例では、第4のゲートが、その静電気電位により電荷のトンネリングを制御することに加えて、ESRラインを提供している。]
[0023] 一つの実施例では、第3のゲートが、基板内にGICLを生成することに加えて、ESRラインを提供している。この場合、第4のゲートは、その静電気電位により電荷のトンネリングを制御する。]
[0024] 更に、本発明の別の観点は、電子装置の使用方法であり、以下のステップから構成される。
制御されたマイクロ波パルスをESRラインに使用して、ドーパントの電荷のスピンを操作するステップ。
第3のゲートを使用してゲートに誘起されたチャージ層(GICL)を生成するステップ。
第4のゲートの静電気電位によりドーパント電荷からGICLSETアイランドへの電荷のトンネリングを制御するステップ。
及び、SETの運転を制御するステップ。]
[0025] SETアイランドは、バリアゲートを使用することで規定することが出来る。SETの運転はゲート1,2及び3を使用して制御することが出来る。]
図面の簡単な説明

[0026] 従来技術は、以下の添付した図面に基づいて説明された。]
[0027] 図1は、シリコン量子ドット装置を示す図で、図1(a)は、ドット装置の走査型電子顕微鏡(SEM)画像で、図1(b)は、ドット装置のバイアス分光分析(bias spectroscopy)で、図1(c)は、装置の断面模式図で、図1(d)は、トップゲートの電圧を関数としたSETのコンダクタンスを示す図で、図1(e)は、点線で示す、SETの二つの異なるバイアス点に関するタンク回路のrfレスポンスを示す図である。
図2は、バリア内に単一ドーパントを有する、シングルバリア蓄積層装置を示す図であり、図2(a)は、平面図で、図2(b)は、断面図で、図2(c)は、エネルギ状態を示す模式図で、図2(d)は、単一ドーパント原子を介した電荷の共鳴トンネリングによって得られたコンダクタンスピークを示す予備測定及び、スピンレベルのゼーマンスプリット(Zeeman splitting)を示している、それらの磁場内でのシフトを示す図である。] 図1 図2
[0028] 図3は、電気的検出磁気共鳴装置(EDMR)を示す図で、図3(a)は、装置のSEM画像であり、図3(b)は、T=4K及び220mK、励起周波数f=30GHzでの、ソース−ドレイン電流に関するPドナーの共鳴マイクロ波吸収効果を示すグラフである。] 図3
[0029] 本発明の実施例を、以下に添付した図面を参照して説明する。]
[0030] 図4は本発明の第1の実施例を示す図で、図4(a)は、第1の装置の構成を示す平面図で、図4(b)は、該装置のエネルギー状態を示す図で、図4(c)は、ドーパント原子とSETのアイランド間の単一電荷のトンネリング効果を示す予備測定である。] 図4
[0031] 図5は本発明の第2の実施例を示す図で、図5(a)は、第2の装置の構成を示す平面図で、図5(b)は、該装置のエネルギー状態を示す図である。] 図5
[0032] 図6は、2xCTAP3構成に関する論理ゲートをシリコン内に有する構成の模式平面図である。] 図6
[0033] 図7は、多数の論理ゲートを持った構成のスケールアップしたバージョンを示す平面図である。] 図7
実施例

[0034] 発明の最良な形態
図4(a)に、単一ドーパントの電子又はホールスピンの制御及び読み出し用の完全な装置60を示すが、キュービットは、シリコン内の単一ドーパント原子の電子又はホールスピン内で認識されることに注意。単一ドナーを挿入する方法は、多様な技術を使用することが出来、例えば、出願人に付与された米国特許第7176066号及び米国特許第7061008号などに記載された技術を使用することが出来る。] 図4
[0035] 図1(a)及び(c)に示したSi−SETからなる装置は、個々に配置されたドーパントとリザーバとの間の電荷の移動の単発的な検出を行う。本実施例の場合、ドパントサイト44は、Si−SETのアイランドの前にある。また、トップゲート28はドーパントサイト44にむけて突出した延長されたアイランド62を有している。その結果、SET内のGICL30が埋め込まれたドーパント40に対して、それらの間で(スピンに依存した)電荷のトンネリングを起こすことを許容する。SETアイランド30は、その通常の役割に加えて、それ自身がドーパントへの、及びドーパントからのスピンに依存した電荷のトンネリングに対するリザーバ(貯蔵庫)として機能する。] 図1
[0036] 金属ゲート52が、図3のような、局部的なESRを生じさせ、ドーパントサイト44上を通過して、静電気電位及びマイクロ波磁場の両方を供給する。従って、ゲート52は、局部的なマイクロ波励起及びDCバイアスを供給して、ドーパント状態のエネルギを引き上げる。延長されたアイランド62を、装置の運転の為に、ESRライン52の上に重ねる必要はないことは、認識されるべきである。] 図3
[0037] 単一電子又はホールのスピンの制御及び読み出し
ESRライン52の静電気電位はゼーマンスプリット(Zeeman-split)電子又はホールスピンのレベル64及び66をリザーバ68のフェルミレベルに対してシフトさせるために使用される。図4(b)に示すように、スピン−チャージ変換(spin-to-charge
conversion)は、リザーバのフェルミレベルが、基底(スピンダウン)と励起(スピンアップ)電子の間又はホールスピン状態の時に得られる[13]。図4(b)(及び図5(b)下)は、装置は、ドナー原子及び、電荷キャリアとして電子を用いて実現されているが、アクセプタ原子及びホールの場合には、エネルギ状態は、鏡映状態になる。] 図4 図5
[0038] リザーバ30の役割は、ここではSETアイランドで行われるので、キャリアの状態密度は(金属塊の内のように)連続したものではなく、アイランドの大きさや静電気場に依存したスペースを持った不連続なレベルとなる。ドーパントとリザーバ間のスピン依存トンネリングを達成する条件は、外部磁場により引き起こされる、電子又はホールスピン状態64及び66のゼーマンスプリット(Zeeman splitting)が、アイランドの前記レベルの間隔よりも大きい限り、なお合致する。更に、トンネリングが生じる正確なエネルギレベルは、アイランドのチャージエネルギにも依存する。こうした微妙な点は、図4(b)では、単純化するために省略した。] 図4
[0039] 電荷移動の単発的な検出は、キュービット状態の投影的な測定と同等である。電荷は直接SETアイランド上にトンネリングするので、電荷移動による信号の大きさは、電子の10%程度のオーダで、大変大きくなることが予想され、これは我々のSETにより単発でも簡単に検出することが出来る。ドーパントとリザーバとの間のトンネリング時間は、測定時間である〜1μsよりも長い必要があり、図2(c)のトランスポート実験で使用したよりもより小さなトランスペアレントバリアが必要となる。] 図2
[0040] 図4(c)に、ドーパント原子とSET間の電荷移動の結果としての、SETのコンダクタンスにおける電荷を示す、予備実験を示す。SETを流れる電流は、Vtopgateの関数として周期的なピークを示す。Vplungerを変えることで、SETのコンダクタンスパターンに大きなシフトを生じさせる、SETアイランドから空のドナーに向けた電子が流れるポイント80に達する。] 図4
[0041] キュービット状態のコヒーレントな操作は、スピン状態にラービ振動を生じさせる、制御されたマイクロ波パルスをESRライン52に供給することで達成される[14]。]
[0042] ドーパント44は、SETに近接しているので、センシティブな領域にマイクロ波の電気成分が存在しないことが必要である。ラインの終端をショート回路とする局所的なESR技術は、この点を達成させるために設計された。]
[0043] パネル(a)に示した一点鎖線70に沿ったエネルギ状態を、図4(b)に示す。(グラフは、装置のレイアウトの都合上、左右反転している)ドーパント電子又はホールのスピンは、ESRライン52へ制御されたマイクロ波パルスを使用することでイニシャライズされる。ドーパント44からGICLへの電荷のトンネリングは、ドーパントに最も強く結合している、ESRライン52上の静電気の電位72により制御される。他の三つのゲートのドーパントエネルギレベルへの影響は、ゼロではないが、ここでは第4のゲートとして動作するESRラインのそれよりも小さい。ソース及びドレイン14/16間のSETのコンダクタンスは、バリアゲート20/22、トップゲート28及びドーパント44の電荷の有無により制御される。] 図4
[0044] 本装置の別の実施例を図5を参照して説明する。この構成の場合、SETのトップゲート28/52が、Si−SETトップゲート28の機能性の他に、ESRライン52を提供するように、形成される。二つのバリアゲート20及び22が同じ形で残り、ドーパントサイトは、追加ゲート90の下に、GICL30に近接して配置される。ゲート90は静電気電位を供給する第4のゲートとして動作し、ドーパント44からGICL30への電荷のトンネリングを制御する。] 図5
[0045] どちらの場合でも、ここのリンドナーに結合しているSETの状態を読み出す方法は、多様なものが適用可能である。]
[0046] 最初に、SETの抵抗は、SET、そのグランドに対するキャパシタンス及び追加のインダクタにより形成される共鳴タンク回路により反射されるパワーを測定することで差し引くことが出来る。この技術を用いて、典型的には10MHの限られたバンド幅が、共鳴器のQ−ファクターで与えられる。最大信号対雑音比は、励起振幅がSETの電荷エネルギに匹敵する時に得られる。その結果、最初の読み出しが可能となるが、高忠実度でのスピン読み出しに関しては、キャリアパワーの制限がある。]
[0047] 次に、SETのドレインを室温で低雑音電流プリアンプ(I→Vコンバータ)に接続することが出来る。これはとても単純な方法だが、プリアンプに接続された入力抵抗を持った接続ケーブルのキャパシタンスがR−Cローパスフィルターを生成することにより、代わりにノイズ帯域幅を負わされることとなる。その結果、パフォーマンスは〜100μsまで相当落ちることとなるが、10μsを超える測定は困難である。]
[0048] この制限に対する解決法は、装置の近傍に低温のバッファステージを設けることである。例えば、1Kで動作する高電子移動度トランジスタ(HEMT)
をプリアンプに対してAC結合することが出来る。これにより、測定時間は、<1μsまで落とすことが出来る。しかし、温度上昇やノイズの問題に加えて、HEMTとSETの間でバックアクションが有るかもしれない[18] [19]。]
[0049] 多分、最善の方法は、低温コンパレータを使用することである。電子の移動に反応して、SETのデジタルオペレーションが可能となる利点がある。即ち、その出力はゼロと最大コンダクタンスの間をジャンプすることとなる。コンパレータは、SET電流と参照値を比較して、電荷、従ってドナーのスピン状態を出力する。そうしたデジタルコンパレータは、低温操作が可能なCMOS技術を用いて組み立てることが出来、SETとコンパレータは、キャパシタンスの問題を解消する形で、同じチップの上に組み立てることが可能である。読み出し時間は、1ns程度のとすることが出来、更に、読み出し回路を、キュービット装置と同じシリコンチップ上に一体化することが可能となる利点がある[20]。]
[0050] 拡張性のある(SCALABLE)QCアーキテクチュア及びCTAP
図4及び5の新しいMOS−コンパチブル(MOS−compatible)スピンキュービット装置は、2Dの拡張性のある単一ドーパントをベースにしたシリコン量子コンピュータの構成の中に組み込まれる[4]。ここでは、電荷は断熱過程によるコヒーレントな移動(Coherent
Transport by Adiabatic Passage)(CTAP)により往復する[16]。図6に、読み出し運転用の図4の二つの回路60を含んだ2xCTAP3構成に関して、シリコンの論理ゲート構成の構想を示す。] 図4 図6
[0051] キュービットは、キュービット状態のエンコード92が行われる、チェーンの終端のドーパント44でイニシャライズされる。そして、CTAPゲート94が作動し、電荷を相互作用ゾーン96の内部ドーパント46との間で往復させる。イオン化したドーパント48は、CTAPの配列に必要であり、常時空いている状態のままである。CTAPチェーンは、余分なイオン化ドーパント48を追加することで、余分なCTAPゲート94を必要とすることなく、より長く(CTAP5,7……)することが出来る。“J−ゲート”98は、交換相互作用を調整して2−キュービット論理ゲートとして動作する。最後に、他のCTAPの配列がチェーンの終端に電荷を持ち帰り、ここで、スピン状態がSET60によりスピン−チャージ変換(spin-to-charge conversion)法により測定される。]
[0052] 図7に、図6の装置をどのように使用して、3つの相互作用ゾーン96を有する回路にスケールアップしたかを示す。ESR−リザーバ−SETの組み合わせ装置も可能であり、更に構成を合理化するであろう。図7において、局所的ESR制御及びSET−リザーバ検出は別個の位置に配置されている。ESR−リザーバ−SETの組み合わせの柔軟性は、構成を更に合理化する。] 図6 図7
[0053] 本発明を特定な例に基づいて説明したが、本発明は多様な他の形で示すことが出来、上記しなかった他の特徴と組み合わせることも出来ることを認識すべきである。例えば、我々の2008年2月6日に提出された共通の出願で述べられた技術を、この装置の製造に使用することが出来る。]
先行技術

[0054] 参考文献
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[15]C. D. Hill, L. C. L. Hollenberg, A. G.
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[16]A. D. Greentree, J. H. Cole, A. R.
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[17]S. J. Angus, A. J. Ferguson, A. S.
Dzurak, and R. G. Clark, Appl. Phys. Lett. 92, 112103 (2008).
[18]I. T. Vink, T. Nooitgedagt, R. N.
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[19]C. H. Yang, T. H. Chang, M. J. Yang,
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[20]T. M. Gurrieri, M. S. Carroll, M. P.
Lilly, and J. E. Levy,DOI:
10.1109/NANO.2008.183 (8thIEEE
conference on Nanotechnology)]
权利要求:

請求項1
一つ以上の抵抗性接触領域を有するシリコン基板を有し、前記基板上に設けられた絶縁領域を有し、電荷の小さな領域を分離するために離れて形成され、単一電子トランジスタ(SET)のアイランドを形成する第1及び第2のバリアゲートを有し、前記第1及び第2のバリアゲート上に重ねる形で、かつそれらとは絶縁された形で設けられた第3のゲートを有し、前記第3のゲートは、その下の前記基板内にゲートにより誘起されたチャージ層(GICL)を生成することができ、単一ドーパント原子に近接して設けられた第4のゲートを有し、前記ドーパント原子は前記GICLの領域の外の前記基板内にカプセル化されているが、主として前記第4のゲートのゲート電位の制御により、該ドーパント原子と前記SETアイランドの間でスピンに依存した電荷のトンネリングを許容する程度の距離に配置されており、前記第3又は第4のゲートのどちらかが電子スピン共鳴(ESR)ラインとしての役割も果たし、前記ドーパント原子の単一電子又はホールのスピンを制御する、ことを特徴とする、シリコン内の単一ドーパント原子の電子又はホールスピンの制御及び読み出し用電子装置。
請求項2
前記第4のゲートは、その静電気電位により前記電荷のトンネリングを制御することに加えて、前記ESRラインを供給する、ことを特徴とする、請求項1記載のシリコン内の単一ドーパント原子の電子又はホールスピンの制御及び読み出し用電子装置。
請求項3
前記第3のゲートは、GICLを前記基板内に生成することに加えて、前記ESRラインを供給する、ことを特徴とする、請求項1記載のシリコン内の単一ドーパント原子の電子又はホールスピンの制御及び読み出し用電子装置。
請求項4
前記第4のゲートは、その静電気電位により前記電荷のトンネリングを制御する、ことを特徴とする、請求項3記載のシリコン内の単一ドーパント原子の電子又はホールスピンの制御及び読み出し用電子装置。
請求項5
断熱的な速い過程によるコヒーレントな移動を用ることで電荷が往復するような、他の同様な装置と組み合わされる、ことを特徴とする、請求項1記載のシリコン内の単一ドーパント原子の電子又はホールスピンの制御及び読み出し用電子装置。
請求項6
請求項1に記載の電子装置を用いた方法であり、該方法は、制御されたマイクロ波パルスを、前記SERラインに使用して、前記ドーパント電荷のスピンを操作するステップ、前記第3のゲートを用いて、ゲートにより誘起されたチャージ層(GICL)を生成するステップ、前記第4のゲート上の静電気電位により前記ドーパント原子からGICLSETアイランドへの前記電荷のトンネリングを制御するステップ、及び、前記SETの運転を制御するステップ、から構成されることを特徴とする。
請求項7
請求項6記載の方法において、前記SETアイランドは、前記バリヤゲートを使用して規定される、ことを特徴とする。
請求項8
請求項6又は7記載の方法において、前記SETの運転は、ゲート1,2及び3を使用して制御する、ことを特徴とする。
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同族专利:
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